書評/人魚の眠る家
皆さん
こんにちは!
本日は書評になります。
東野圭吾著
「人魚の眠る家」
です。
余談ですが、以前にも書評を記事にしたことがあります!
是非そちらも覗いてみてください!
では今回の書評に移ります!
概要
ある日、小学生の女の子がプールに行きます。
そこでおばあちゃんが少し目を離した隙に
その子は落としたアクセサリーを拾うため
排水溝にゆびを突っ込みます。
そこに指を挟んで抜けなくなってしまし
その後病院で、今後意識を覚ますことなく
植物状態であることが宣告されます。
この子の母親はいつかは目を覚ましてくれると信じ
懸命に看病を続けていきます。
娘を必死に看病していく過程で遭遇する
希望、未来、願望…
その家族は様々な経験をしていき
悩み、考え、苦悩する中である一つの答えに辿り着く。
感想
この小説は
植物状態の娘と向き合う過程でぶつかる様々な障害を
細かく、リアルに描いたものとなっております。
小説ですが
ノンフィクションではないか?と感じるほど
細かい描写に引きつけられます。
そのリアリティがゆえ
- もし自分の家族が植物状態になったら
- もし将来自分の子供が同じ境遇になったら
と考えさせられる一冊となりました。
実に現代社会を生きる人にとって興味を引くストーリーで
良い意味で、小説を小説と捉えることができない独特な世界観
が広がっていると感じました。
まとめ
ミステリー作家の東野圭吾ですが
今作はミステリー要素はなく、その点いつもとは一味違った作品に感じるでしょう。
この本は
子供を持つ親世代はもちろん
学生にも、今後の人生を考える上で意味のある一冊になると感じました。
また
こちらは映画化もされています。
豪華な俳優陣が勢揃いの作品となっております。
筆者はそちらの見たことがあるのですが
子役の演技や、娘を看病する母の感情の変化など
とても完成度の高い作品となっておりましたので
興味がある方は是非映画もご覧ください!
それではまた!