1人暮らしでは笑えない

23歳社会人2年目。低賃金。多趣味。

V

書評/人魚の眠る家

皆さん

 

こんにちは!

 

本日は書評になります。

東野圭吾

人魚の眠る家

です。

余談ですが、以前にも書評を記事にしたことがあります!

是非そちらも覗いてみてください!

 

ista-shu0120.hatenablog.com

ista-shu0120.hatenablog.com

 

 

では今回の書評に移ります!

 

概要

ある日、小学生の女の子がプールに行きます。

 

そこでおばあちゃんが少し目を離した隙に

その子は落としたアクセサリーを拾うため

排水溝にゆびを突っ込みます。

 

そこに指を挟んで抜けなくなってしまし

その後病院で、今後意識を覚ますことなく

植物状態であることが宣告されます。

 

この子の母親はいつかは目を覚ましてくれると信じ

懸命に看病を続けていきます。

 

娘を必死に看病していく過程で遭遇する

希望、未来、願望…

 

その家族は様々な経験をしていき

悩み、考え、苦悩する中である一つの答えに辿り着く。

 

 

感想

 

この小説は

植物状態の娘と向き合う過程でぶつかる様々な障害を

細かく、リアルに描いたものとなっております。

 

小説ですが

ノンフィクションではないか?と感じるほど

細かい描写に引きつけられます。

 

そのリアリティがゆえ

  • もし自分の家族が植物状態になったら
  • もし将来自分の子供が同じ境遇になったら

 

と考えさせられる一冊となりました。

 

実に現代社会を生きる人にとって興味を引くストーリーで

良い意味で、小説を小説と捉えることができない独特な世界観

が広がっていると感じました。

 

まとめ

ミステリー作家の東野圭吾ですが

今作はミステリー要素はなく、その点いつもとは一味違った作品に感じるでしょう。

 

この本は

子供を持つ親世代はもちろん

学生にも、今後の人生を考える上で意味のある一冊になると感じました。

 

また

こちらは映画化もされています。

主演に娘を看病する母・篠原涼子、その夫役で西島秀俊など

豪華な俳優陣が勢揃いの作品となっております。

 

筆者はそちらの見たことがあるのですが

子役の演技や、娘を看病する母の感情の変化など

とても完成度の高い作品となっておりましたので

興味がある方は是非映画もご覧ください!

 

 

それではまた!